スペインガーデン紀行

スペインへは2回目です。スペインの基本的な自然景観は「荒野」です。
マドリッドは標高600mの高原で朝夕は過ごしやすい。中部のラマンチヤ地方は砂漠といってよいでしょう。南部アンダルシア地方はオリーブの産地で果てしなくオリーブ畑だけが続きます。又シェラネバダ山脈があり3700m近い山々がありその南側にグラナダがあります。

アルハンブラ宮殿

グラナダのアルハンブラ宮殿とその庭園を私は一番好きです。
イベリア半島最後のイスラム王国であるグラナダ王国の歴代の王が大切に造ったものです。シエラ・ネバダ山脈の雪解け水を利用した水路や噴水が設けられている 宮殿の中を進むにつれ様々な趣向を凝らした中庭式庭園であるパティオが現れる。イスラムのモザイク模様の精密さに感心させられながらメスアールの間、大使の間、アラヤネスの中庭、ライオンの中庭、リンダダラハの中庭と進み外に出る。パルタル庭園に入ると貴婦人の塔が姿を現しそれを横目に見ながら園路を進みパルタル庭園の高所に上ると庭の全景が見渡せ正面に見える貴婦人の塔は素晴らしい。迂回路を歩きながらフェネラリフェに進む。途中の庭園部分も様々な趣向を凝らした庭が続く。フェネラリフェの中庭は中央に水路がありそれを囲んで噴水がある。
建物2階から中庭全体が見ることが出来る。その美しさを称える「アルハンブラの思い出」という曲があるくらいです。

トレド街並み

トレドは「16世紀で歩みを止めた町」です。タホ川に3方囲まれた古都です。
建物間が狭く暗い雰囲気ですが中世の人がひょい出てきそうです。レンガと石積の組み合わせで建物が造られ様々な外壁がありエキゾチックで見ごたえがあります。

ミハス街並み

ラマンチャ街並み

コルドバ アルカサル庭園